2020年9月28日発売予定の、PING待望の新作「G425」シリーズの試打第二段!!
今回は、PING「G425」LSTフェアウェイウッド(3番)とPING「G425」MAXフェアウェイウッド(3番)を試打してきました。
→PING「G425」ドライバーLSTとPING「G425」ドライバーMAXの試打比較はこちらの記事を!
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PING「G425」ドライバーLSTとPING「G425」ドライバーMAXを試打比較!!
2020年9月28日発売予定の、PING待望の新作「G425」シリーズ。 PING所属選手の活躍から、年々日本でのシェアを伸ばしてきている中で待望の新シリーズ発売となりました。 最近「G410」シリー ...
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私はクラブをぶんぶん振り回すタイプなので、正直フェアウェイウッドは得意ではありません…
飛ぶけど安定しないから…
しかし、PING「G425」のフェアウェイウッドなら3番ウッドも打てるかも?!という期待を込めて、ダンロップの弾道計測器(デジタル・インパクト・ワールド)を使っての試打比較です!!


「G410」から「G425」シリーズへの変化点
まずは、「G410」から「G425」シリーズへモデルチェンジされるタイミングで、フェアウェイウッドではどのようなテクノロジーの変化があったか、確認してみましょう!!
フェース・ラップ・テクノロジー(新技術)
今作は、カップフェースの改良が大きなテクノロジーの進化です!
ドライバーの進化量より、フェアウェイウッドの進化量の方が今作は大きいかなと思います。
激薄で高強度のマレージングC300フェースの面積をソールとクラウン部分まで拡大することで、約23%たわみが向上した新フェース構造へと進化。
たわみで飛ばす設計です!
スピンシステンシー・テクノロジー(新技術)
新バルジ&ロール設計により、ミスヒット時でも最大のキャリーと飛距離を生み出す。
ミスヒット時でも最適な弾道で飛距離ロスを軽減する新スピンシステンシー・テクノロジーを初搭載。
フェースとクラウン素材は変更なし
フェースとクラウンに使用されている、FORGEDマレージング鋼C300(フェース) / 17-4ステンレススチール(ボディ)には「G410」シリーズから変更がなさそうです。
FORGEDマレージング鋼C300(フェース)が奏でる独特な打音(金属音)と打感(音の割に柔らかい)が好きです。
芯で打った時には、小気味のいい弾き音と柔らかい打感の何とも言えない感覚が癖になります。
※毎回芯で打てるとは言っていない
MOIには変更あり
「G425」MAXフェアウェイウッドでは、ソールに高比重のウェイトを搭載し、さらなる深低重心設計へと進化しています。
よりミスヒットに強く、「G425」MAXフェアウェイウッドでは、ボールが上がるというお助け機能が補強されました。
「G425」LSTは、MAXよりも重心を約8%フェース寄りに配置することにより、強弾道と低スピンを生み出す設計で、この棲み分けは「G410」より明確になっています。
試打レビュー
試打クラブ
G425 MAX フェアウェイウッド3番
- ロフト角(度):14.5
- ヘッド体積(cc):176CC
- ライ角(度):57.5
- シャフト:PING TOUR 173-65
- クラブ長さ:43インチ
- 重量:324g
G425 LST フェアウェイウッド3番
- ロフト角(度):14.5
- ヘッド体積(cc):165CC
- ライ角(度):57.5
- シャフト:PING TOUR 173-65
- クラブ長さ:43インチ
- 重量:327g
試打結果(デジタル・インパクト・ワールド比較)
G425 MAX フェアウェイウッド3番
- ヘッドスピード:45.1m/s
- ボールスピード:63.4m/s
- キャリー:222yd
- トータル飛距離233yd
- バックスピン:3025rpm
G425 LST フェアウェイウッド3番
- ヘッドスピード:45.0m/s
- ボールスピード:63.3m/s
- キャリー:219yd
- トータル飛距離231yd
- バックスピン:3412rpm
ファーストインプレッション
私はフェアウェイウッドが苦手なので、平均値ではなく似たようなヘッドスピードでのデータを比較してみます。
「G425」LSTは前作よりスピン量が約200回転減少低スピン設計で強弾道を生み出すといううたい文句でしたが、ちゃんと当てられずスピンが増える傾向に…
正直、「G425」LSTをティーアップしないで打つのはしんどかったです。
トータル距離は変わりませんが、圧倒的に「G425」MAXの方が簡単ですね。
ヘッドの大きさは11ccしか違いませんが、構えた時の印象はまるっきり別物で、「G425」MAXはめちゃくちゃ安心感あるけど「G425」LSTは不安しかないというサイズ感でした笑
「G425」LSTはティーアップしてティーショット専用にして使うのがいいと思います。
芝の上から「G425」LSTを使いこなせるのは、パワーの有り余るゴリマッチョ限定かと。
ラウンドで使うなら「G425」MAX一択かなと思います。


飛距離性能
搭載しているテクノロジー、ロフト角、シャフト長さが同じ場合、もちろん飛距離に差は出ません。
ただ、ミスヒットに対しては「G425」MAXが強く、平均飛距離でいうと「G425」MAXに軍配があがります。
安定性
やはり、低重心、高MOIの特徴を活かした「G425」MAXが安定性も安心感も圧勝でした。
PING「G425」LST/MAXフェアウェイウッドを試打比較~まとめ~
少しずつドライバーも上手くなってきたので、そろそろフェアウェイウッド3番を復活できるかなとも思いましたし、私のヘッドスピードなら「G425」LSTでも使えると思ったのですが…
結果としては、「G425」MAXの圧勝!アスリートゴルファーの方も、無理して「G425」LSTを選ぶより「G425」MAXをチョイスした方が、ラウンド中の色々な場面で活躍できると思います。
狭いコースではドライバーを抜いてラウンドもするよという方は、「G425」LSTがいいかなとは思います!
3番ウッドに何を求めるかという話にはなりますが、私はほとんどのゴルファーにとって「G425」MAXが最適解だと思います!!
「G425」シリーズFWポイント
- ティーショット専用でなければ「G425」MAX一択
- ドライバーの代わりを探している人は「G425」LSTもあり
- 「G425」LSTで見栄を張るとケガする
- 「G425」MAXでシャフトをフィッティングしたら強力な武器になりそう
- 「G410」シリーズよりクラブ特性が明確に分かれている
