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【飛距離が伸びる知識】ゴルフスイングの運動連鎖

ゴルフスイングのパフォーマンスを最適化するためには、正確にタイミング調整された身体の一連の動きが必要です。
この身体の一連の動きについてゴルフの記事では、「運動連鎖」や「キネマティックシーケンス」と表現されます。

この「運動連鎖」は、地面から受けとった力(地面反力)や脚力、腹筋、背筋など大きな筋肉から発生したエネルギーを、インパクトの瞬間まで減少することなく使うために大切な要素です。
これからの内容をすべて理解し、細かく説明できるようになる必要はありませんが、「運動連鎖」について理解を深めることは、素晴らしいショットを打つ上で重要なヒントになります。

また、このサイトでは、いかにして「運動連鎖」を高め、筋力に頼らずに飛距離を伸ばしていくかを最も大切に考えています。
今回紹介する内容は、少々難解かもしれませんが、ぜひ読み進めてください。

 

ゴルフスイングにおける「運動連鎖」の流れ

ゴルフスイングのエネルギーは、地面や体の大きな筋肉から生まれ、最終的にはクラブヘッドへ到達します。
この「運動連鎖」が正しく発生すると、力と速度が生成され、身体の各セグメントを通過するたびにエネルギーが増していきます。
ゴルフスイングの「運動連鎖」を理解する最良の方法は、体の主要なセグメント(腰・骨盤、胸部・上半身、腕、ゴルフクラブ)の動きについて理解を深めることです。

 

運動連鎖が発生するタイミング

まずはこちらの図をご覧ください。

キネマティックシークエンス

出典:https://www.mytpi.com/

グラフの構成

  • マイナスの回転速度はバックスイング
  • プラスの回転速度はダウンスイングとフォロースルー
  • 青色:クラブ
  • 赤色:腕
  • 緑色:胸
  • 紫色:尻

スイング全体の各セグメントの回転速度のグラフを見ると、ゴルフの運動連鎖がどのように発生しているかはっきりと見ることができます。
ゴルフのダウンスイング中、クラブは正確かつ最大の速度でインパクトに到達するためには、体の各部分が正確かつ特定のタイミングで正しい順序で加速および減速する必要があります。

ダウンスイングでは、腰(骨盤)、胸、腕、そして最後にゴルフクラブの順番に加速させることで、最も効率的に運動連鎖を発生させることができます。

この動きのポイントは、各セグメントが前のものよりも速い速度に達し、エネルギーを増幅させながら次のセグメントへ受け渡しているという点です。
ゴルフスイングの運動連鎖では、体の各部分にエネルギーを効率的に伝達し、脚と腰からゴルフクラブに至るまで、内側のセグメントから外側のセグメントへと徐々にエネルギーを増加させます。
腰や胸などの大きな内側のセグメントはゆっくりと動き、腕、手、クラブなどの小さな外側のセグメントにエネルギーが進むにつれて速度が増します。

また、次のセグメントにエネルギーを渡すタイミングで、そのセグメントは減速していることにも注目しなければなりません。
加速→減速→次のセグメントを加速という流れを繰り返します。

ただし、この減速は意識的にブレーキをかけたりするものではありません。

正しい「運動連鎖」によって、次のセグメントにエネルギーが移動する事によって引き起こされます。
エネルギーを受け渡すタイミングと順序が正しい場合、各関節の筋肉はエネルギーを増加させ、そのエネルギーを運動連鎖に沿って伝達します。

一方、エネルギーを受け渡すのタイミングが間違っていると、伝達されたエネルギーが失われ、速度が低下します。
また、筋力を使って体の一部を補正しなければならなくなり、怪我をする可能性が出てきます。

 

セグメントの加速と減速の順序

  1. ヒップ(紫色)は加速し、他のセグメントよりも低速でピーク(A)になり、その後急速に減速します。
  2. 胸部(緑)は腰よりもはるかに速い速度(B)でピークに達し、その後急速に減速します。
  3. リードの上腕(赤)は胸部よりも速い速度(C)でピークに達し、その後急速に減速します。
  4. クラブ(青)は激しく加速し続け、インパクト直後(D)に最高速度に達します。

このように、各セグメントがエネルギーを受け渡すたびにエネルギーを受け取ったセグメントは、前のセグメントの2倍の速さに到達します。
また、これら一連のの動きは0.2秒以内に完結し、スイング中での動産としても手が30センチ程度動く間での出来事です。

この動きを意識して減速&加速させることが不可能なのは容易に想像できます。

 

アマチュアが犯すミス

腰の減速が発生しない

多くのアマチュアは、インパクトまで腰を強く回転させるというミスを犯します。
そのため、コアの大きな筋肉によって生成されたエネルギーは、インパクト後まではクラブに放出されません。
見た目はパワフルですが、エネルギーの伝達が十分に行われないため、筋力を十分に活かせていないスイングとなります。

 

意識して「タメ」る

前腕とクラブの間の角度を生き式的に維持する動きが入る人がいます。

クラブヘッドを「遅らせる」、いわゆる「タメ」という動きは、筋肉を緊張させてこの角度を「保持」する事ではありません。

「タメ」は、ヘッドスピードを上げるうえで非常に重要ですが、「キャスティング」を防ぐ意識をもつ程度で、手、手首、腕が柔らかくリラックスした状態を維持できていれば自然に発生します。

意識して「タメ」て、意識して「リリース」という動きでは、運動連鎖が途切れ、ヘッドスピードは上がりません。
「タメ」と「リリース」は、正確なタイミングでヒップ、胸、腕を動かすことで実現できます。
身体で生成したエネルギーを適切なタイミングでクラブに放出することに集中しましょう。

ダウンスイングの最初の3分の2は、エネルギーを蓄積していくステージです。
最初は胴体、次に前腕で順調にスピードを上げ、そして最後の最後にエネルギーをクラブに投入し、インパクトします。

ヘッドスピードを上げようと考えると、どうしても腕や肩の動きに意識を向けてしまいがちです。
しかし、効率的にヘッドスピードを上げるためには、地面から足、腰、そして上半身を通して、増幅させてきたエネルギーを放出するイメージが必要です。
図のポイントAの直前まで、腕は重力などによる外力によって受動的に振られます。
決して、自分の力で「タメ」を作り、頑張って腕を振るのではありません。

 

運動連鎖を使いこなすために

まずは、先ほど説明した効率的なエネルギーの生み出し方、ヘッドスピードをあげるための身体の動かし方があるという事を理解してください。
スイング中は自分の体の中のエネルギーの流れを意識し、インパクトの瞬間ではエネルギーが最も集中した状態クラブヘッドを解放していきます。

また、スイング理論としてはアドレスから始まり、P1~P10すべてのポイントについて、いかに効率的な動き(自分の特徴にあわせた)ができるかという点を積み上げていく必要があります。
内容は多岐にわたるため、それぞれのポイントについては、別記事にてご紹介していきます。

記事のポイント

  • 「運動連鎖」は、地面反力や筋力のエネルギーを保持するために必要要素
  • ダウンスイングでは、腰、胸、腕、ゴルフクラブの順番に加速させる
  • 各セグメントが加速と減速を繰り返しながらエネルギーのバトンを渡す
  • 各セグメントの減速は意識的にブレーキをかけたりするものではない
  • ダウンスイングの最初の3分の2は、エネルギーを蓄積していくステージ
  • スイング中は自分の体の中のエネルギーの流れを意識する

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  • この記事を書いた人

Yanagi

TPIゴルフトレーナー兼JPDA(日本ドラコンプロ協会)所属のドラコンプロです。 168cm(60kg)とドラコンプロとしては小柄ですが、ドライバーの飛距離は300ydを超えています。 身体の使い方、クラブの使い方を工夫するだけで、飛距離は簡単に伸びます!! ドラコンプロとしての知識や経験を活かし、フィジカルやメンタルのコントロール方法に関して、専門的な知識を噛み砕きながら、能力をフルに発揮するための豆知識をお伝えしたいと思っています。 YouTube、TwitterやGridgeでも情報を発信しています!

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