みなさんはゴルフグリップを選ぶときは何を基準に選んでいますか?
クラブのヘッドやシャフトにはこだわる人は多くても、グリップ選びとなると何となく選んでいる人も多いのが実情のような気がしています。
国内のグリップ市場は1300万本~1500万本と言われており非常に大きい市場にも関わらず、「いつもこのメーカーだから」「全部交換すると高くつくからコスト重視で」という人も多いようです。
そこで今回は、私が考えるグリップの重要性と、愛用しているイオミックの特徴についてご紹介したいと思います!
2020年8月現在、ステマではありません!イオミックさんからグリップ供給してもらえるようになったらこの部分を書き換えます笑
身体とクラブの唯一の接点が「グリップ」
当然といえば当然ですが、身体から生み出したスイングエラーをゴルフクラブに唯一伝達するのが「グリップ」です。
車で言えばタイヤですので、どんなに高出力なエンジンを積もうと、グリップ力がなければ全く飛びません。
ゴルフでの「グリップ」は、「タイヤ」以上に「ハンドル」としての役割にフォーカスされがちなため、グリップの「握り方」についての談義ばかりなのが少し寂しいところです。
どんなにスイングを改善しても、「グリップ」が滑ってしまったり、「グリップ」が合わずに力んでしまっていては元も子もないありません。
ですので、どのような「グリップ」を選ぶかも是非楽しんでもらいたいのです。
「グリップ」の素材は樹脂系がオススメ
もともと皮製が中心であったグリップは、今ではほとんどのグリップがラバーへと進化しました。
ラバーのグリップは皮製と比べグリップ力が高く、経済的です。
しかし、ラバーは時間とともに「硬化」していきます。
「硬化」したグリップを握れば、本能的に強く握ろうとします。
余計な力みはスイングを乱し、腕や肩に負担をかけてしまします。
また、「硬化」したグリップで雨の日のラウンドは絶望的でしょう。
そこで私は、時間が経っても「硬化」しないグリップとして「イオミック」を選んでいます。
イオミックのグリップの素材には、プラスチック素材メーカーとの共同開発から、ゴルフグリップのための新素材「IOMAX」(樹脂)が使われています。
そのため、イオミックのグリップは「硬化」するのではなく、「摩耗」していきます。
長く使っていると明らかに親指部分が凹んできますので、これが「交換」のサインです。
一方、普段からあまり使わないイオミックのグリップは中性洗剤で洗ってあげれば、抜群のグリップ力が復活します。
毎年すべてのグリップを交換しなくても済むので、経済的でもあります。
「グリップ」のトルク管理
ゴルフクラブに少し詳しくなってくると、シャフトの「振動数」や「トルク」にも注意を払うようになります。
シャフトの硬さや捻じれについては頭を悩ませるのに、グリップの「捻じれ」(トルク)については検討したことがない人が殆どではないのでしょうか。といっても、グリップの「トルク」を管理しているのはイオミックさんくらいしかないので、当然かもしれませんが…
※このメーカーもグリップをトルク管理しているよ!という情報があれば、ぜひ教えてください!
最近のグリップや柔らかく、グリップ力が高いものが増えてきましたが、実はトルク管理をせずに柔らかいだのグリップはフェースが開きやすくプッシュ傾向のミスが出やすくなります。
特に最近の大型ヘッド+柔らかいグリップを使っている方で、テイクバックで腕の旋回を多く使う方はグリップ選びに注意が必要です。
もしかしたら、プッシュのミスが多いのは柔らかいグリップのトルクの多さが原因かもしれません…
余談ですが、私のスイングは飛距離特化型であるため、前腕の旋回をガンガン使います。
そのためドライバーのシャフトは、トルク「2.7」のダイヤモンドスピーダー5SRを使用しています。
一般的に低トルクのシャフトは、重くて硬いため方向性は安定しますが、飛距離を伸ばすには軽くシナるシャフトが優位です。
しかし、軽くてシナるシャフトは高トルクのモノが多く安定しないため、軽くてシナるけど、捻じれない「ダイヤモンドスピーダー」一択です。
昔からゴルフをやっていて、最近の大型ヘッドが苦手な人は是非試して欲しいシャフトです。
「グリップ」のトルクとミスヒットでの曲がり
出典:http://iomic.com/innovation/
イオミックが独自開発した『グリップトルク測定器』における実験では、
- イオミックのIOMAX製グリップ:0.2mm〜0.3mm
- 他社のラバー製グリップ:0.4~0.7mm
の捻じれが生まれるという事が分かりました。
フェースがスクエアかつ芯でボールをとらえる事ができれば、グリップトルクによる方向性の影響はありませんが、オフセンターヒット時(トゥ側)では、他社製品にはイオミック製品を大きく上回るグリップトルクが生じ、ヘッドが右へ開くことがわかりました。
250yd先でプッシュアウトする横のズレは
- イオミックのIOMAX製グリップ:8.9yd
- 他社のラバー製グリップ:14.9yd
ここにサイドスピンが加わると
- イオミックのIOMAX製グリップ:17.3yd
- 他社のラバー製グリップ:30.0yd
ズレるという計算になります。
フェアウェイの横幅は大体40yd程度ですので、30ydのズレが生まれてしまえばフェアウェイに残る確率は殆どありません。
また、狙い方によってはOBまで曲がる可能性もあります。
ミスした時の怪我を少なくするためにも、特にロングヒッターはグリップの「トルク」にも注目してください!
イオミックの「LTC」(Low Torque Control)とは
イオミックの「LTC」(Low Torque Control)とは、エンドキャップを従来より長くする事で、グリップエンド側の捻じれを軽減する新技術です。
また、高比重素材を使用しているためカウンターバランス効果も期待できます。LTCのグリップエンドは、通常のグリップエンドの約10倍の長さがあり、これはちょうど左手の小指、薬指、中指の長さです。
これにより、ソフトなグリップでも緩まずに握る事が可能です。
ハードヒッターの方は、ドライバー用のグリップを選ぶ時にはぜひ「LTC」モデルをチョイスしてください!
ハードヒッターにオススメのイオミックグリップ一覧
ハードヒッター、低トルクのシャフトを愛している人に試してほしいグリップがこちらです!
iX touch 2.0(アイ・エックス・タッチ)
硬度-15度(従来より30%柔らかい)の柔らかさと、新サイズの外径2.0にで密着性が向上したグリップ!
捻じれないでほしいけど、グリップは柔らかい方がいいという欲張りなハードヒッター向けグリップ!
- 外径:2.0(22.0mm)
- トルク:1.5
- 硬度:37
- 重量48±2g
iX SA 2.0(アイ・エックス エスエイ)
業界初の衝撃吸収材が練りこまれており、クラブから受ける衝撃をグリップ内で軽減。
手首や肘、肩などを痛めているハードヒッター向けグリップ!
- 外径:2.0(22.0mm)
- トルク:1.5
- 硬度:37
- 重量:45±2g
iX 2.3(アイ・エックス)
エックスパターンの特殊表面を施し、内側の手から外側の手の中頃まで吸い付くようなグリップ感を実現。
ちょっと柔らか目のグリップが好きなハードヒッターにおすすめ!!
- 外径:2.3(22.3mm)
- トルク:1.5
- 硬度:52
- 重量:50±2g
Sticky Evolution SE 2.3(スティッキー・エボリューション・エスイー)
グリップエンド高を短くカットし、Sticky EvolutionにLTC(ロートルクコントロール)機能を装着させたベーシックモデル!
- 外径:2.3(22.3mm)
- トルク:1.5
- 硬度:52
- 重量:50±2g
Moebius 1.8(メビウス)
調整機能付きゴルフクラブに対応したロートルクグリップ。
その名の通りどこを握っても、表裏の区別を持たないのが特長のメビウスグリップ!
- 外径:1.8(21.8mm)
- トルク:1.5
- 硬度:52
- 重量:48±2g
Moebius Black 1.8(メビウス・ブラック)
表裏の区別を持たないのが特長のメビウスグリップを硬度-15度柔らかく仕上げたモデル!
- 外径:1.8(21.8mm)
- トルク:1.5
- 硬度:37
- 重量:48±2g
イオミックオススメグリップまとめ
こんなハードヒッターにはコレがおすすめ!
- 関節に痛みがある:iX SA 2.0
- 柔らか目が好き:iX touch 2.0、iX SA 2.0、Moebius Black 1.8
- ちょっと柔らか目が好き:iX 2.3、Sticky Evolution SE 2.3、Moebius 1.8
- 調整機能を頻繁に使う:Moebius 1.8、Moebius Black 1.8
とりあえずドライバーで一度試してみてください!自分でグリップ交換するならコレ↓もチェック!