新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン投与が世界的に開始されましたが、私たちに一般市民に順番が回ってくるのはまだ先…
そもそも、安定性の懸念から「ワクチンは打ちたくない」という人が多いのも現実です。
各国の医薬品メーカーが治療薬の開発も進めていますが、実用化されるのはまだ先の話です。
そんな中、日本のアマゾンフルーツ販売メーカーの㈱フルッタフルッタが手がける「アサイー」を原料として、新型コロナウイルス(COVID-19)治療薬の臨床研究、実証事件をカナダのトロント大学が2021年1月25日より開始する事が分かりました。
新型コロナウイルス(COVID-19)(以下:新型コロナ)患者に対するNLRP3誘発性炎症※1の重症化を改善する効果の臨床研究に、当社アサイー原料を使用するための実証実験を2021年1月25日より開始することをお知らせいたします。
https://www.frutafruta.com/news/6958/
そこで今回は、登録販売者の資格を持ち、医薬品製造メーカーで働いている知識と経験を活かしながら、コロナ対策→コンディション改善→ゴルフで経済を回すという強引な紐づけで解説します!
「アサイー」とは
アサイーはブラジルのアマゾンを原産とするヤシ科の植物で、スーパーフードの筆頭格です。
アサイーは赤道直下の強い紫外線と強烈な雨といった過酷な環境で育つため、環境ストレスによる活性酸素と戦う抗酸化物質を蓄えます。その代表格がポリフェノールであり、ワインの様な深紫色がその多さを物語っています。また鉄分やカルシウム、マグネシウムなどのミネラル類、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維、アミノ酸、α-リノレン酸(オメガ3)、オレイン酸(オメガ9)も含まれています。
https://www.frutafruta.com/fruit/acai/
アサイーの主な栄養成分
アサイーの果肉100gには2200㎎ものポリフェノールが含まれています。
果肉100gに生プルーン約58個分相当の鉄分を有しています。
その他、カルシウム、マグネシウム、α-リノレン酸(オメガ3)、オレイン酸(オメガ9)などを含み、ブラジルでは15世紀の大航海時代以前からアマゾンの先住民の貴重な栄養源として食されてきました。
アサイーに関わる研究
1.千葉大学での研究
アサイーは血を増やし貧血を改善するのではないか」と仮説を打ち立て、2018年に千葉大学と共同で研究を開始しました。マウスにアサイーを摂取させた結果、造血ホルモンのエリスロポエチン(EPO)の分泌が促され、赤血球数が増加することが明らかとなりました。
2.トロント大学での研究
フルッタフルッタはカナダのトロント大学と2021年1月に契約を締結し、新型コロナウィルス(COVID-19)に感染した患者の細胞内に生じるNLRP3誘発性炎症の重症化をアサイーで抑制し得るかの臨床研究を実施することを目的に、当社のアサイー原料を使用するための実証実験を開始いたします。
新型コロナウィルスに関するこれまでの研究では、ウイルスが細胞に感染すると、細胞内のたんぱく質の複合体である NLRP3インフラマソームが活性化して炎症反応を引き起こすことが明らかになっています。
「フルッタフルッタ」のアサイーの特徴
1.固形分14%以上の最高濃度(グロッソ=ポルトガル語で「濃い」という意味)のアサイーのみを使用
※最もグレードが高い最高濃度のグロッソは技術的に大量生産に向かずブラジルでもあまり流通していません。中ランクのメヂオか最も薄いポピュラーがほとんどです。
2.トメアスに移住した日系人組合員を中心とするCAMTA(トメアス総合農業協同組合)と独占契約を結び、栽培から生産、出荷まで一貫管理された原料のみを安定供給。
新型コロナウイルス(COVID-19)治療に対する期待
トロント大学の、マイケル ファルコ教授と、アナアンドレアザ准教授は、2020年5月から、抗炎症作用を持つ可能性のある安全で天然のアサイーが、新型コロナ患者への治療選択肢となり得るかを臨床研究してきました。
新型コロナにおけるこれまでの研究では、ウイルスが細胞に感染すると、細胞内のタンパク質の複合体である NLRP3 インフラマソームが活性化して炎症反応を引き起こすことが明らかになっています。アサイーの有効成分が、この NLRP3 インフラマソームレベルを下げ、炎症性サイトカインを減少させることが、新型コロナの治療方法として期待されています。
今回の研究では、フルッタフルッタが保有するアサイー原料がNLRP3 誘発性炎症の悪化を抑制する能力を実証テストします。
「カナダのトロント大学と「アサイーが新型コロナウイルス(COVID-19)起因のNLRP3 誘発性炎症を抑制する効果」に関する実証実験を行う契約締結のお知らせ」より抜粋
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2586/tdnet/1917649/00.pdf
医薬品と健康食品、機能性表示食品の開発スピードの違い
医薬品として新薬を発売する場合
基礎研究~臨床試験&承認までおよそ9~17年の期間、500億円規模の費用が発生します。
- 基礎研究:2~3年
- 非臨床試験:3~5年
- 臨床試験(治験)3~7年
- 承認&発表:1~2年
2020年の1年間で新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンが開発&投与されたことが、いかにすごい事かお分かりいただけると思います。
健康食品
医薬品と違い「効果」を表記しない健康食品は、医薬品とくらべて開発スピード、開発費用のハードルがグッと下がります。
製品の安定性試験や薬事的な手続きを経ても2年程度で新製品を開発&発売できます。
機能性表示食品
医薬品まではいかなくても、科学的根拠に基づいた「機能性」を事業者の責任で表示する事ができます。
医薬品は「国」のお墨付き、「機能性表示食品」は「論文」と「メーカー」のお墨付きという感じです。
安全性や機能性を表示する根拠を消費者庁へ届け出るもので、必ずしも臨床試験を行わなくてもOKであるため、開発スピードが速くなります。
私見ですが、トロント大学の臨床研究データを根拠として、フルッタフルッタの「アサイー」商品が「機能性表示食品」になる可能性があると考えています。
1.安全性の評価は?
以下のいずれかによって、評価されます。
●今まで広く食べられていたかどうかの食経験
●安全性に関する既存情報の調査
●動物や人を用いての安全性試験の実施
医薬品との相互作用などについても評価されます。
2.機能性の評価は?
以下のいずれかによって、評価されます。
●最終製品を用いた臨床試験
●最終製品又は機能性関与成分に関する文献調査(研究レビュー)
※「どのような科学的根拠に基づいて」「どのような人が」「どのように摂取すると」「どのような機能性があるのか」が明らかにされます。
「フルッタフルッタ」のアサイー商品一覧
今すぐにコロナ対策として飲むことができる「フルッタフルッタ」の「アサイー」商品に大きな期待をしています!
新型コロナウイルス(COVID-19)に対する効果は今後検証されていきますが、身体にいい事は間違いないですから、予防対策のひとつとして取り入れたいですね!