猫背(C字ポスチャー)

CONDITION

猫背(C字ポスチャー)アドレスのデメリットと治し方

アマチュアゴルファーに多いアドレスの崩れ・乱れには、反り腰(S字ポスチャー)と猫背(C字ポスチャー)の2つがあります。

反り腰(S字ポスチャー)は女性に多くみられるスイングエラーで、猫背(C字ポスチャー)は男性に多く見られるスイングエラーです。
アマチュアゴルファーの約30%の人が猫背(C字ポスチャー)になっていると言われています。

反り腰(S字ポスチャー)や猫背(C字ポスチャー)は悪くないと主張するコーチもいますが、TPIではそれら2つを非効率なスイングを生み出す原因、そして怪我(腰痛)につながる動きと認識し、改善すべきものと捉えています。

今回は、猫背(C字ポスチャー)がどのような点で非効率なのか、どのような点から怪我につながりやすいのか、解説していきます。

Yanagi
猫背の人、けっこういるよね…
飛距離が出ないだけでなく、怪我に繋がる動きだから注意しなければならない!
Mr.T

 

猫背(C字ポスチャー)とは

アドレス時に上背部または胸椎の過剰な円背を、「C字姿勢」と呼ばれます。
アドレス時に肩が前方に崩れ、尾骨から後頚部にかけて背中全体が丸くなる姿勢で、日本でいう猫背です。
単純に正しいアドレスの形を知らないだけであれば、アドレスを取る際のニュートラルな脊椎の位置を知るだけで改善する事ができます。

ただ、ほとんどの場合、日常生活での姿勢の崩れから蓄積された筋肉のアンバランスと関節制限の連続が原因です。
筋肉や関節の動きに制限があるために猫背(C字ポスチャー)となっている場合、単純に肩を丸めない意識し、脊椎がまっすぐになるように心がけるだけでは、大きな変化は見られないでしょう。

猫背(C字ポスチャー)になると、上半身の捻転が難しく、テイクバックが小さくなる(非効率)、手打ちになる(非効率)腰で回転不足をカバーする(怪我の原因)といった弊害があります。

 

猫背(C字ポスチャー)の原因

猫背(C字ポスチャー)の一番の原因は、「上半身交差症候群(UCS)」という筋肉のアンバランスです。
反り腰(S字ポスチャー)は「下半身交差症候群」が原因でしたが、猫背(C字ポスチャー)は背中や首、胸筋の筋肉のアンバランスが原因です。

猫背(C字ポスチャー)

出典https://www.mytpi.com/

 

上半身交差症候群(アッパークロスシンドローム)

堅い筋肉/短い筋肉

  • 僧帽筋上部&肩甲挙筋
  • 後頭下筋群&胸鎖乳突筋
  • 大胸筋&小胸筋

 

弱い筋肉/抑制された筋肉

  • 下部&中部僧帽筋
  • 深部頚屈曲筋群
  • 前鋸筋

 

僧帽筋上部の役割

僧帽筋上部は肩甲骨を上に回旋させる時などに使われる筋肉です。
一般的な生活で言うと、肩をすくめる動作や首を下に向ける時などに使用されます。

 

僧帽筋中部の役割

僧帽筋中部は肩甲骨を後ろに下げる時などに使われる筋肉です。
背伸びや深呼吸といった胸を張る動作で使用されます。
僧帽筋の中でも凝りやすい筋肉です。

 

僧帽筋下部の役割

僧帽筋下部は上部とは逆に肩甲骨を下に回旋する時に使われる筋肉です。
僧帽筋の中で最も使われる筋肉で、動作としては、物を引っ張ったりする時などに刺激される筋肉。

 

猫背(C字ポスチャー)が引き起こすエネルギーロスと怪我

猫背(C字姿勢)で観られる最も顕著な関節制限は、胸椎の伸展欠如です。
深いテイクバックを作るためには、胸椎を伸展させなければなりません。

上半身の捻転の動きが制限されるため、腕でトップオブスイングを作ります。これでは体幹の大きな筋肉を使えず、自分自身が持っていエネルギーを発揮できません。
また、上半身と下半身の分離が行えませんから、Xファクターを生み出す事も不可能です。

しかし、一番心配しなくてはいけないのは「怪我」です。
ただ単に飛ばないだけであれば、問題はありません。(心は怪我をしますが…)

人の体は動きに制限が掛かると、「代償運動」として他の個所を動かし、ゴルフスイングっぽい形を作ろうとします。
この場合、大きなトップを作ろうと腰を左右に曲げる「代償運動」を行います。
※腰は本来前後に動かす関節です。

腰を無理に曲るスイングを1ラウンド続ければ、間違いなく腰痛になります。
そして、その動きで練習を重ねれば、上手くなるどころかゴルフのできない体になります。

Yanagi
いわゆる手打ちになりやすいね!
まずは怪我をしないスイングを取り入れ、そこから肉体改造だ!!
Mr.T

 

猫背(C字ポスチャー)の人の応急対応

筋肉のアンバランスによって猫背(C字ポスチャー)となっている場合、すぐにアドレスを修正するのは難しいのですが、怪我をしないスイングを取り入れる事はできます。
それは、小さなテイクバックでスイングする事です。
または、腰ではなく股関節の回旋を増やす事で胸椎の回転不足を補うことができます。

クローズドスタンスで右脚を後ろに引いて、股関節を大きく回旋することで胸椎は回旋しなくてもある程度テイクバックを大きくすることができます。

そんなカッコ悪いスイングは嫌だと思うかもしれませんが、まずは自分の体の状態を受け入れ、怪我をしないスイングに切り替えましょう。
そして同時に、堅い筋肉をほぐし、弱くなった筋肉を鍛えることで、きれいなアドレスを取り戻していくのです。

猫背(C字ポスチャー)のポイント

  • 大きなトップを作れない
  • 無理してトップを作ると腰を痛めやすい
  • Xファクターが作れず手打ちになる
  • 関節の可動域に合わせたスイングで応急対応

 

TPIトレーナーは、このような体の制限を見つけ出す専門家です。
それぞれの体に合わせて、応急対応で怪我を回避しつつ楽にスイングする方法を提案します。
そして、身体の制限を解消するドリルを提案し、本来持っている力を発揮できるスイング作りをお手伝いします。(これには少し時間がかかります)
怪我に悩む方、思うように飛距離が出ない方は是非相談してください!!

反り腰(S字ポスチャー)についてはこちらの記事をどうぞ!!

反り腰(S字ポスチャー)
腰痛持ちゴルファー必見!反り腰(S字ポスチャー)の診断方法と治し方

「TPI」では、「ボディコネクション」という考え方に基づき、レッスンを始める前にまず体の動きの制限からスイングエラーを特定します。 その中で最初に診断するのが、アドレスでの前傾姿勢の取り方です。前傾姿 ...

続きを見る

 

YouTube始めました!!

TPI Power

飛距離アップ特化型チャンネルを開設しました!


世界最大のゴルフ研究組織『TPI(Titleist Performance Institute)のメソッドに基づき、飛ばしのテクニックやドリル、飛ばすためのフィットネスを紹介していきます!!


YouTubeを見る
飛距離が伸びる女性スイング

YouTube

2021/4/13

アマチュア女性ゴルファー飛距離アップ講座④ヘッドスピードが上がるダウンスイングでドライバー飛距離アップ〜瞬発的なエネルギーの使い方〜

【概要】 上半身と下半身を分離させ、強烈な捻転差から飛ばす…確かにこれが理想的なダウンスイング・切り返しの動きではありますが、女性やシニアゴルファーにとっては難しい動きです。 そこでまず、筋力に頼らずにヘッドを加速させるエネルギーの使い方を身につけましょう!! 効率的にヘッドを加速させることで、非力な方でもヘッドスピードは上がります!! 【目次】 00:00 今日のトピック 00:24 切り返しのコツ 04:23 実践編 06:35 まとめ #ゴルフ #ゴルフ女子 #飛距離アップ #練習 #スイング #レ ...

ReadMore

女性向け飛距離アップメニュー〜オーバースイング

YouTube

2021/4/13

アマチュア女性ゴルファー飛距離アップ講座③オーバースイングは直す?直さない??ヘッドスピードが上がる大きなトップでドライバー飛距離アップ〜筋力に頼らずヘッドを加速させる方法〜

【概要】 レッスンでは必ず「オーバースイング」を直すよう指導されますが、果たして「オーバースイング」は悪なのでしょうか? ドラコン大会では「オーバースイング」が当たり前… 正しく「オーバースイング」を使う事ができれば、筋力に頼らずヘッドを加速させる事ができます!! 【目次】 00:00 今日のトピック 00:33 オーバースイングの可否 01:08 ダメなオーバースイング 02:35 トップでの手の位置 03:50 手の位置と遠心力 05:44 実践編 07:49 まとめ #ゴルフ #ゴルフ女子 #飛距離 ...

ReadMore

女性向け飛距離アップメニュー〜ヒールアップ

YouTube

2021/4/13

アマチュア女性ゴルファー飛距離アップ講座②ヘッドスピードが上がるテイクバックでドライバー飛距離アップ筋力に頼らずヘッドの加速を最大化!〜左足の使い方を覚えよう〜

【概要】 ヘッドを効率よく加速するためには、大きなテイクバックを作り助走距離を長く取ってあげる必要があります。 女性は男性と比べ柔軟性があるため、大きなトップは作りやすいのですが、筋力がない分トップを大きくすると力んでしまします。 そこで、テイクバック〜切り返しでの左足の使い方を工夫すると、力まずに大きなトップを作ることができ、ヘッドを加速させながらダウンスイングに入る事ができます! 【目次】 00:00 今日のトピック 00:30 テイクバックでの左足 01:27 左足の使い方 02:47 大きなトップ ...

ReadMore

女性向け飛距離アップメニュー〜オーバースイング

YouTube

2021/4/4

アマチュア女性ゴルファー飛距離アップ講座①ヘッドスピードが上がるテイクバックを覚えよう!筋力に頼らずドライバー飛距離をアップするコツ〜テイクバック編〜

【概要】 筋力の少ない女性ゴルファーやシニアゴルファーが飛距離を伸ばすには、筋力に頼らないスイングを身につけなければなりません。 重量・遠心力を上手に利用し、まずはテイクバックを速く上げるコツを学びましょう! テイクバックが速くなれば、その分飛距離も伸びます!! 【目次】 00:00 今日のトピック 00:31 テイクバックのコツ 00:57 重力の使い方 03:56 まとめ #ゴルフ #ゴルフ女子 #飛距離アップ #練習 #スイング #レッスン #基本 #飛び #飛ばし屋 【Twitter】 https ...

ReadMore

飛距離アップドリル

YouTube

2021/3/14

脱手打ちには下半身リードが必須!!上半身と下半身を分離するドリルで大きな捻転差を身につけようリード!

【概要】 トップスイングで動きが止まり、そこから一気にダウンスイングを開始すると、上半身と下半身の捻転差(Xファクター)が生まれず、手打ちの弱々しいスイングになってしまいます。 下半身リードのスイングで手打ちから抜け出すには、上半身と下半身の動きに時間差が必要です! 今回は、下半身リードでタメを作る感覚を手に入れてもらう基本的なドリルを紹介します! 【目次】 00:00 今日のトピック 00:25 下半身リードエクササイズの復習 00:46 下半身リードドリル 05:15 まとめ #ゴルフ #飛距離 #下 ...

ReadMore

飛距離を伸ばす考え方

YouTube

2021/3/14

飛距離が伸びない3つの原因〜筋トレだけやっていても絶対に飛距離は伸びません!

【概要】 飛距離を伸ばすためにはヘッドスピードの向上が不可欠ですが、筋トレだけ頑張ってもヘッドスピードは絶対に上がりません。 排気量をバカでかくすればF1マシンが速くなる訳ではないのと同様、ヘッドスピードを上げるには3つの視点から改善していく必要があります。 この動画では、飛距離を伸ばす上での考え方、自分との向き合い方を考えていただければいいなと思います! 【目次】 00:00 今日のトピック 01:58 ヘッドスピードを構成する3要素 07:25 弱点との向き合い方 10:51 まとめ #ゴルフ #飛距 ...

ReadMore

ヘッドスピードを上げるテイクバックのコピー

YouTube

2021/2/27

下半身リードで飛距離を伸ばせ!!まずはこの準備運動とドリルで下半身リードの基礎を作ろう!!

【概要】 飛距離を伸ばすには、下半身リードで大きな捻転差を作りヘッドスピードを上げていく必要があります。 ただし、下半身リードを実現させるには、テクニックを覚えるより先に、上半身と下半身を分離させる動きを身体に染み込ませる必要があります。 この動画では、普段の練習に3分追加するだけで確実にスイングが変わる準備運動とスイングドリルをご紹介します!! 【目次】 00:00 今日のトピック 00:56 下半身リードの準備運動 01:33 下半身リードのドリル 03:03 まとめ #ゴルフ #飛距離 #下半身リー ...

ReadMore

ヘッドスピードを上げるテイクバック

YouTube

2021/2/27

ヘッドスピードが上がるテイクバックのコツ!筋力がなくても飛距離は伸ばせます!!ドラコン練習しながら腕を速く振るポイントを解説!

【概要】 飛距離を伸ばすには、何よりもまずヘッドスピードを上げる必要があります! そしてそのコツは、筋力だけに頼らないスイングを心がけること。 今回の動画では、ドラコンスイングの練習風景を流しつつ、ヘッドスピードが上がるテイクバックのコツをご紹介します! 「力がないから飛ばない」と思っている方は是非参考にしてください! 【目次】 00:00 ドライバー練習 01:48 ドラコンスイング練習 02:25 ヘッドスピードが上がるコツ #ゴルフ #飛距離 #ドライバー #テイクバック #ヘッドスピード 【Twi ...

ReadMore

パワーフェードの打ち方

YouTube

2021/2/27

ドラコンプロ直伝!!飛距離が出る究極の「パワーフェード」の打ち方!!「捕まえたフェード?」「強いフェード?」基礎知識から徹底解説!

【概要】 フェードはドローと比べてスピンロフトが多くなるため、バックスピン量が増えスマッシュファイターが低下します。 そのため、フェードは「飛ばないけど安定性のある」球筋です。 一方で、バックスピン量を減らしたフェード、つまり「パワーフェード」はドローと同様の飛距離を誇り、方向性と飛距離を両立させる球筋です。 トッププロしか打てないと思われがちの「パワーフェード」ですが、理屈を頭に入れておけば誰でも習得できます!! 飛距離と方向性を両立させたい方、必見です!! 【目次】 00:00 パワーフェードとは? ...

ReadMore

ドローとフェードどちらが飛ぶの?

YouTube

2021/2/27

ドローとフェードの基礎知識!どっちが飛ぶか?は理論的に説明できます!!

【概要】 ドローの方がフェードより飛ぶと言われていますが、なぜドローの方が飛びやすいのか理論的に説明できますか? Dプレーン理論を簡単に紹介しながら、ドローやフェードが出る仕組み、ドローがフェードより飛ぶ理由を理論的に解説します! この知識があるだけで練習効率もグンとアップするので、Dプレーン理論を知らない方、ドローが比較的飛びやすい仕組みを説明できない方は是非ご覧ください! 【目次】 00:00 今日のトピック 00:19 出玉の方向 00:37 ドローの原理 01:20 フェードの原理 02:06 ス ...

ReadMore

-CONDITION
-, , , , , , , ,

Copyright© Drive for Show&Drive for Dough , 2021 All Rights Reserved.