ゴルフの計測器といえば「トラックマン」や「フライトスコープ」、「GC4」などが有名ですが、そのようなトッププロが使う計測器のお値段は200万円以上…とてもエンジョイゴルファーが手を出せる価格ではありません。
ゴルフマニアならギリギリ手を出せる価格の「スカイトラック」は約30万円で、上位機種と比べれば安いのですが、簡単に買える価格ではありません。
現実的に購入できる&高性能の計測器は「フライトスコープmevo」がありますが、それでも10万円…
リーズナブルになりつつあるゴルフ業界でも、マニアックゾーンはいまだに高価格帯の製品がたくさんありますね。
しかし!そんな「計測器」業界の中に一石を投じたアプリがある事をご存じでしょうか?
「Shot Vision」という無料アプリ(全機能使うには年額4500円のサブスクリプション)ですが、最近「日本語対応」のバージョンアップも行われ、計測精度も上々という評判でしたので、実際に計測してきましたのでレポートします!!
Shot Vision対応機種
2020年5月時点で、「Shot Vision」はiphoneのみの対応です。
- iPhone 6s、6s Plus、
- iPhone 7、7 Plus、
- iPhone 8、8 Plus、
- iPhone X、iPhone Xs、iPhone Xs Max、
- iPhone XR、
- iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max
Shot Visionの使い方
アプリを立ち上げてクラブ選択
- 弾道測定装置→
- クラブ選択→
- キャリブレーション
カメラ位置の注意点
iPhoneを地面に置いてしまうと、その振動から測定エラーが起きやすくなります。小さな三脚を用意しましょう!!
iPhoneはボールの4フィート後方+1~2フィート飛球線方向へセットします。まずはざっくり設置して、測定誤差が大きいようでしたら微調整しましょう!
三脚はかなり小さなものでOKですが、カメラのキャリブレーションでは、1,2度の角度を微調整するので、三脚部が動かしやすいタイプにしましょう!!
設置位置は結構シビアで、距離が合わないと計測してくれなかったり、計測数値がめちゃくちゃになります。
2/3球程度計測してくれない場合は、iPhoneの置く場所を少しずらしてみましょう!
Shoto Visionの計測データとフライトスコープX2の計測データ比較

フライトスコープ計測結果

Shot Vision 計測結果
上図はどちらもレンジボールを使用して計測したデータです。
「Shot Vision」のスピードはマイル表示なので見慣れない数値だと思いますが、m/sに変換してみると、
- ボールスピード:153.3MPH→68.53m/s
- クラブ速度:103.6MPH→46.31m/s
ですので、フライトスコープと比較してしても大きな違いはありません。
ラン出やすかったり、スピン量の誤差が大きかったりしますが、iPhoneだけでここまで計測では驚きです!
まだまだ使いこなせていない状況でしたが、計測精度としては、合格点だと思います!!
もちろん、計測エラーやめちゃくちゃな数値も出ますが、目安としては十分使えますね!
その他プロモード
使い込んだら追記します!
Shoto Visionはあり?なし?
ズバリ!「Shot Vision」に4500円を払う価値は「あり」です!!
もちろん、フライトスコープで計測したデータには誤差がありますが、計測データ自体は安定して取得することができます。
フライトスコープで計測した「本物」のデータとの違いを認識した上で、今の自分のスイングがどのような傾向なのかを知る事ができるのは、大きな利点です。
特に、ダイナミックロフト、アタックアングル、スピンロフトが計測できるのは大きいですね!飛距離やスピン量に大きく影響を与えるデータを知る事ができれば、間違いなく練習の質を上げることができます!!
※4500円(年額)一括支払いの場合、登録から7日間のうちに解約すれば、返金してもらえます。
ポイント
- 簡易計測機としては合格点
- キャリーの精度は高い
- 使い込めば精度上がりそう
- 4500円/年の価値はある
注意ポイント
- キャリー&飛距離は課金しないと表示されない
- 1/3球くらいの確率で計測されない
- 設置位置がシビア
- 室内練習場ではデータ計測ほぼエラー
- 日本語表示が一部分のみ